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【ハイスコアガール】第1話 あらすじ・感想|豪指のハルオ

アニメ『ハイスコアガール』第1話の、あらすじ・感想です。

アニメ『ハイスコアガール』第1話|あらすじ・感想

立ち並ぶゲーム筐体。そこに豪指のハルオを自称する一人の少年の姿。

「YOU WIN!」
投入口の50円玉の数が強さを物語る。

「ストツー対戦台に女?」
ハルオと同じ6年2組のオオノアキラという、明らかに場違いな美少女が座っていた。

湾岸戦争勃発。長崎県雲仙普賢岳大噴火。
世間が揺れ動いた1991年。

「こんなところに来る女子ではなかったはず」

「成績優秀で誰からも慕われ、しかも、金持ちの娘と来ている。何を間違えて、この世界に降り立った」

連敗のハルオ。

「29連勝だ。次で、30連勝」

「あまりやりたくはなかったが」

「待ちガイルぅ!」
ハルオの暴挙に外野が呆れる。
ガイル禁断の戦法に苦戦するオオノのザンギエフ。

「初めて、あの娘がラウンドを取られたぜ」
ハルオは左手を掲げ、片手プレイをアピール。
「よっぽど、あの子に屈辱、雪辱、恥辱をご提供したいご様子だぜェ」
しかし、敗れるハルオのGUILE 。

最終ラウンド。
正攻法を期待するも、まさかの「投げハメ」。
対人戦でトラブルのもととなる戦い方に、外野はうなだれる。

卑怯な戦法に、オオノの怒りが爆発。

黒板の卑劣の字を凝視するハルオ。

ワンコインでゲームをクリアするオオノ。
「俺でも簡単に」
筐体の劣悪さから虚しく敗北。

「いつも、いつも威嚇した猫の目にみたいになりやがる」
オオノの視線を感じながらのスプラッターハウス。
その後、なぜかオオノに追いかけられる。

オオノがホラーに弱いことを知るハルオ。

絡まれたオオノを救おうとするが、逆に暴行を受ける。その時、オオノの回転蹴りが炸裂。癇癪女も裏拳で制する。

「やりすぎ、やりすぎだぜ」
オオノの手をとり走り去る。

雨を逃れ、駄菓子屋ゲーセンへ。

手には50円玉1枚と10円玉が2枚。
オオノが残機を失う様子から協力プレイを始める。

なぜか怒りに打ち震えるオオノ。
回復アイテムを取ったハルオの足が踏まれる。

オオノのHAGOARが破壊するものからは、ダイヤや金塊ばかり。
「錬金してんのか!」

回復アイテムが手に入らなくなる代わりに、一万点アイテムを得て、ハイスコアを目指すテクニック。

満足の息を漏らすオオノ。
「クリアしてしまった。俺という足手まといがいながら、ハイスコアまで」

雨は止んでいた。

残り20円。
「おばちゃん」

飴を差し出すハルオ。
「なんだ、両方よこせってか」

笑顔で応えようとしたとき、迎えの車に跳ね飛ばされる。

「一瞬でも、あいつに気を許したことが、恥ずかしい」

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【レクリエイターズ】第5話 あらすじ・感想|打ち解けた菊地原

アニメ『レクリエイターズ』第5話です。

 

アニメ『レクリエイターズ』第5話|あらすじ・感想

1・中乃鐘は自宅の居間で、菓子を頬張りながら脚本を手掛けたアニメを鑑賞していた。
TVモニタに突然ノイズが走り、見覚えのないキャラクターが登場する。
コンテの追加かと訝る彼だったが、本能的に危険を察知し、TVモニタを抱えて外へと飛び出した。

2・彼の予感は的中――。
文字通りTVの中から巨大なギガスマキナが出て来た。
そして、コクピットから落下してきたのはその操縦者・鹿屋瑠偉だった――。

3・中乃鐘からの知らせを受けて、一行は彼の自宅へと訪れていた。
彼はセレジアとメテオラの姿を見て唖然とする。
状況を飲み込み切れない彼の傍らに、彼の被造物である鹿屋がちょこんと座っていた。

4・常に叫んでいる印象を持っていた松原は一瞬、鹿屋の大人しそうな雰囲気に戸惑う。
鹿屋も状況を把握しかねていた。
作中の時代設定は近未来の日本、過去と考えるところだが、メテオラはそれを訂正する。
現実の歴史と、作中の歴史に、連続性はなく、あくまでも異なる世界なのだ。

5・メテオラは中乃鐘に、鹿屋と出会った経緯を伺う。
中乃鐘はTVのオンエア中に、鹿屋はアイオーンとの戦闘中に。
二人に共通して、軍服の姫君が現れたという証言も得た。

6・世界存亡の危機らしい。
松原の言葉に過剰に反応する中乃鐘だが、そんな大げさでベタな設定を飯のタネにしてきたツケが回って来たらしいと松原に切り返されてしまう。
半信半疑の中乃鐘に、セレジアが説明する。
彼女の目論見にそぐわない人間が駆逐される可能性がある、とメテオラは言っている――。

7・深刻な空気をぶち壊すかのように、鹿屋が吠えた。
逆切れキャラという設定がこの場において発現したのである。
作者の中乃鐘も、その勢いに圧倒され頭を抱えていた。

8・鹿屋は胸に溜め込んだものを吐き出すと、台所へと引きこもってしまった。
作中のヒロインともデートしたことが無い、と叫ぶ彼に、セレジアは協力してくれたらデートしてあげると持ち掛ける。
しかし、鹿屋は年上は眼中になくあっさりと断られてしまった。
セレジアへの塩対応は脚本を手掛ける中乃鐘も呆れるほどだった。

9・引きこもった鹿屋をどう説得しようか、考えあぐねる一同はメテオラに意見を仰ぐ。
しかし彼女は寒いダジャレを返すくらいしか出来なかった。

10・突然、メテオラとセレジアが何かの気配を察知する。
家屋の明かりが消え、えらく統率の取れた集団が押し入ってきた。
しかし軍服の姫君の一味ではない。
そう察知したセレジアたちは攻めあぐねる。

11・引きこもった鹿屋の元へも、彼らは押し寄せていた。
鹿屋は彼らを一蹴し、ギガスマキナを呼び寄せた。
轟音と共に家屋が傾く。

12・家の窓からギガスマキナの姿が伺えた。
巨神機は家屋ごと彼らを持ち上げていたのだった。
軍隊が重火器でギガスマキナを攻撃する。

13・膠着状態を破ったのはメテオラだった。
彼女は軍隊に武器を下げるように、鹿屋にギガスマキナのオートドライブを解除するよう命じた。

14・陸自の上官と、メテオラが交渉する。
彼らはメテオラたちを、特別事態対策会議へと招集する腹積もりだった。
メテオラはここにいる全員の参加を条件としてそれに応じる。

15・かくして、対策会議に招集された一同。
メテオラは議会側に、重火器ではなく温和に招集するべきだったと苦言を呈した。
菊地原もそれに謝罪を述べる。

16・今回のギガスマキナの現出で時間の猶予が無いと判断し、強行手段に出た、と菊地原は弁解する。
今回の招集は、政府が指定する特別災害・105号事案に対する協力の要請だった。

17・8月23日、原因不明の電波干渉と磁場異常が発生。
それを境に不審な通報が相次ぐ。

18・11月18日、5度目の電波干渉が観測され、公園内で暴行発生との通報が入る。
1人は拳銃を発砲し逃走。
もう1名はあの弥勒寺だった。

19・菊地原は颯太らに心当たりを尋ねる。
颯太の回答に、弥勒寺の登場する作品の作者を再び問いかけた。
菊地原は作者を特定すると、安否確認と身柄の確保を部下に命じる。

20・颯太は八頭司について菊地原に問いかける。
彼女は八頭司の身が危ないかもしれない、と仄めかす。
その真意をつかみきれず、颯太はさらに問いかけた。

21・11月20日、荻久保警察署に出頭した作家・高良田が自身の被造物に連れ去られるという事件が起きた。
もちろん、この案件は警察署の火災という事で隠蔽されることとなる。
高良田は現在も行方が分かっていないという。

22・幸いにも、表立った事件は荻久保警察署襲撃のみ。
しかし今回緊急措置をとった理由はもう一つある、と菊地原は述べた。
11月10日、十条駐屯地内における自衛隊官給品盗難の件があったため。
そしてモニタに映し出されたのは、飛び去るメテオラの姿だった。

23・盗難された武装、それが使用された形跡がある日付と場所を淡々と読み上げる菊地原。
最初は軍服の姫君に対抗する手段確保のため、と強気に出ていたメテオラだが、この世界の司法を持ち出されると即座に謝罪を述べた。

24・菊地原は代々木公園乱闘事件の際、セレジアたちと対峙した軍服の姫君の正体について突き止め切れずにいた。
セレジアたちもその正体を突き止めるまでに至っては居ない。
メテオラも、むしろ協力を仰ぎたいと助けを乞うた。

25・彼女は軍服の姫君の目論見を伝える。
それを聞いて、議会の一同はざわめいた。
メテオラは敵対する軍服の姫君も、状況を結論付け切れていないと推測している。
そのため、こちらで対処する時間はあるはずだ。

26・当初は創作物が互いに干渉しあうのを避けるべきと考えていたが、創作物が野放図に増えてしまった。
そのため、干渉を懸念するよりも二次被害を抑えることが重要だとメテオラは説いた。
この世界の住人達には被造物の特定と、創造主の捜索を――特に軍服の姫君の作者の特定を急務とした。

27・大事の際の隠蔽については、議会は難色を示した。
しかし一般人に周知されればされるほど、この世界は矛盾に揺さぶりをかけられ大崩壊の危険が増大してしまう。
メテオラの説得に、議会はしぶしぶ納得する。

28・もう一つ、メテオラが提示したのは自分たち被造物に対する身分の保証だった。
これには菊地原も二つ返事で了承した。
その回答に、セレジアは宿無し名無しから解放されたと胸をなでおろす。

29・菊地原は各方面に今後について言い渡す。
そして、創造主、被造物たちには対策会議の保護下に入ってもらうと告げた。
もちろん颯太も例外ではなかった。

30・あらためて、菊地原はメテオラたちに問いかける。
彼女らの世界は初めから虚構だった。
それを知ってもなお、自分たちに協力出来るか――。

31・メテオラ、セレジア、鹿屋はそれぞれの思いを告げた。
こうして、会議は滞りなく終わりを迎えた。

32・会議の後、菊地原はメテオラに、どうやって事態を収束させるのかを問う。
渡された飲み物をすすり、メテオラは答えた。
この世界の者たちの想像力が世界を救うカギになる――。

33・打ち解けた菊地原とメテオラのもとに、セレジアが現れる。
鹿屋が食事をせがんでいるらしい。
メガネを直すと、菊地原は手配する、と言った。

34・帰りの電車で、男性陣は疲れ切っていた。
女性陣も女性陣で、軍服の姫君の正体について思いを巡らせていた。
引き続きまりねの部屋に世話になることになった彼女らは早くも女子会の話題で賑わっている。
男性陣も負けじと男子会の話題を持ち出すが、中乃鐘は自宅が損壊していると鹿屋を巻き添えにして肩を落としていた。

35・帰宅した颯太は思い出したことがあった。
軍服の姫君を知っている――?
記憶をたどりブラウザで検索すると、そこにはアルタイルと名付けられたキャラクターの動画が存在していたのだった。

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【レクリエイターズ】第4話 あらすじ・感想|メテオラちゃん頑張る

アニメ『レクリエイターズ』第4話です。

 

アニメ『レクリエイターズ』第4話|あらすじ・感想

1・アリステリアに助けられ、まみかは彼女とともに空を翔けていた。
アリステリアはどうやら荻久保に用があるようだった。

2・無事、タイタンデジタルソフトへと向かうことが出来たメテオラだったが、そこで予想もしなかった事実を告げられる。
追憶のアヴァルケンのプロデューサーは既に他界していた。
メテオラは今晩一人にしてほしい、と告げてまりねと行動を別にしたという。

3・昔から良かれと思ってとった行動が裏目に出ると、メテオラをタイタンデジタルソフトに案内したことを悔やむまりねだった。
一同はとりあえず、明日を待つことにした。

4・翌朝、松原邸にメテオラは戻ってきた。
そして、黙っていたことがある、と再び皆に謝罪する。

5・メテオラも、セレジア同様創造主に対して複雑な感情を抱いていた。
その者の人間性はどうでもよかった。
ただ、創り上げた世界に対し真摯でない場合自分はこの世界の崩壊を見届ける覚悟でいたと明かす。

6・世界が滅びる様――という言葉に、一同が緊張する。
メテオラの推察はこうだった。
この世界はつじつまが合うように世界が作用している。
文字やドットで表現された自分たちがこの世界の人間と同様の組成で形作られているのも、その修復作用によるところが大きい。

7・このまま矛盾を抱えた物語世界の被造物が現れるとどうなるか――。
それらすべてを受け止め切れるほど、この世界の弾力性は強くはない。
要するに、この世界に居ないはずの存在が何かするだけで、この世界はいちいち辻褄を合わせなければならない。
松原の要約に、メテオラは同意した。

8・そして被造物たちはこの世界にはあり得ない自分たちの世界の物理法則を持ち越している。
世界の辻褄合わせが間に合っていないのか、それとも世界の衝突による影響力がそこまで凄まじいものなのか――。
このまま世界の衝突が続けば、世界の弾性は限界を迎え崩壊し、リセットする瞬間が訪れるのでは、とメテオラは考えている。

9・メテオラが【大崩壊】と呼ぶそれの到来を、セレジアもうすうす感づいてはいた。
颯太がメテオラに問いかける。
それで、メテオラはこの行く末をどうすることに決めたのか。

10・メテオラは、自分の気持ちに決着をつけるために、追憶のアヴァルケンを一晩掛けてクリアして見せた。
満足そうな表情で、メテオラはとても面白かったと述べた。
細部に至るまで配慮深く構築された世界に、創造主の意気込みを感じたメテオラだった。

11・作中での自分の役割を受け入れ、作中の自分がそうしたようにこの世界の崩壊を食い止める。
メテオラはソフトのパッケージに手を当てて決意を明らかにした。
その手に、セレジアの手が重なる。
改めて、彼女はメテオラにお帰り、と呟いた。

12・腹の虫を鳴かせたメテオラの希望で、一同は夕食を共にする。
食事の間も、皆の話題はメテオラの唱える【大崩壊】と軍服の姫君の目的についてだった。
各自があれこれと、推論を持ち出すが決定打になるような回答は導き出せないでいた。

13・ひとまず、当面の目的はこの世界に現界した被造物を探し出すこと。
これは後手に回らざるを得ない。
重要なのはこれ以上矛盾を大きくさせない事。
そして衝突した世界をもう一度切り離すこと。

14・被造物を繋げているのは、あの軍服の姫君。
そして彼女もまた被造物。
という事は、彼女を作った創造主も、この世界のどこかに存在する――。

15・アリステリアは自らの創造主を探し出し、改変を行わせたにもかかわらず何も変化は起きなかった。
半ば八つ当たりにも近い怒りを創造主に向ける彼女を、銃を片手に持つ男が窘める。
軍服の姫君も、彼女に助言を与えた。

16・この世界の常識を揺さぶって欲しい――。
軍服の姫君は自分と袂を分かつ被造物と敵対するよう、アリステリアを唆す。

17・まみかはアリステリアを案じ、食事に誘う。
やはり横文字は苦手なのか、彼女の名前をことごとく言い間違えるまみかだった。
彼女が袋に忍ばせていたのは、自分のタイアップされた食品たち。

18・それを見て、アリステリアは改めて自分たちが被造物であることを痛感する。
それでもまみかは、街で見つけた食品たちを嬉しそうに彼女に見せるのだった。

19・うっかり皿を一つしか用意してなかったため、アリステリアはまみかに先に食べるよう促す。
しかしまみかは一緒に食べるからおいしい、と譲らない。
そして彼女をアリスと呼んだ。

20・いつかみんなで食事が出来たら、とまみかは口走るが、アリステリアの反応で表情を曇らせてしまった。
軍服の姫君とのやり取りを聞いていたまみかは、またセレジアたちと戦うことになるのか、と不安を感じている。
アリステリアは冷静に、世界を救うために邪魔立てするならば剣を交える、と答えた。

21・宴もたけなわ、自室で作業をする松原のもとに、1本の電話が入る。
電話の向こうの男はスタジオアバンの中乃鐘と名乗った。
彼は申し訳なさそうに言葉を紡ぎかねていた。

22・松原は彼の元にも自身の被造物が現れたのだと察する。
中乃鐘の元には、彼の作品【無限神機モノマギア】の主人公・鹿屋瑠偉と、彼の乗るギガスマキナが現れたという。
そしてその鹿屋は今、中乃鐘の自宅で弁当を食っていた――。

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【レクリエイターズ】第3話 あらすじ・感想|作者とご対面

アニメ『レクリエイターズ』第3話です。

アニメ『レクリエイターズ』第3話|あらすじ・感想

1・困惑するまみかに対峙する弥勒寺。
そこへ白馬に乗った女騎士が乱入する。
その女騎士は弥勒寺と刃を交え、まみかを助け出し再び空へと駆け上った。

2・颯太にはその女騎士に見覚えがあった。
漫画【緋色のアステリア】の主人公・アステリア=フェブラリィだ。

3・ひとまずセレジアの元へと駆け寄る颯太と松原だったが、セレジアは険しい表情でそれを制止した。
切っ先を向けられた弥勒寺だったが、暢気な口調ではぐらかす。
続いて彼は、体の痛みに膝をつくセレジアに、手を差し伸べてここから離れることを提案したのだった。

4・街角のファミレスで、豪勢にがっつく弥勒寺を一同は緊張の面持ちで眺めていた。
セレジアの体も、治癒は出来ないものの【設定】のおかげでこの世界の人間よりは頑丈にできている様だ。

5・食事を頬張る彼に、メテオラは率直に質問をした。
現状何処まで把握しているのか知りたい――。
弥勒寺も、自分の世界が作られたものだと既に知っている様だ。

6・軍服の姫君も、弥勒寺がこの世界に来てからすぐに現れたという。
もっとも、彼女と共に現れた被造物との戦闘になり、話は進まなかったという。
しかし、メテオラたちが吹き込まれたように、彼もまた同じ内容を伝えられてはいた。

7・セレジアは弥勒寺に問いかける。
彼はそもそも、軍服の姫君の計画に興味を抱いていなかった。
彼自身、それはそれで納得しているらしい。

8・弥勒寺は弥勒寺なりに、状況を冷静に割り切っている。
創造主といえど、この世界ではただの人間、自分たちが思い描いているような神ではない。
しかし、それでも創造主には会ったら聞きたいこともある、と呟いた。

9・セレジアはのテーブルに座る松原を自らの創造主だと紹介した。
その状況に、弥勒寺はあることを問うた。
【改変】と弥勒寺は呼び、メテオラもその可能性を考えていたと言う。

10・創った者が世界を自由に想像できるなら、自分たちの能力も思うようにいじることが出来る。
弥勒寺の仮説は理にかなっていた。さらに彼は言葉を続ける。
何故この世界に現界したのが自分たちなのか――。
その物語の中で多くの人間の印象に残った者が、この世界へ現界する権利を得た、と彼は仮定した。

11・あらかた飯を喰らい、情報も提供したところで弥勒寺は単独で動くと告げた。
セレジアは彼を引き留めるが、彼はそれを振り切った。
彼はセレジアたちの邪魔はしない、と告げて、ファミレスを後にする。

12・一行は弥勒寺の仮説を確かめるべく、松原邸にある人物を呼び出した。
フォーゲルシュバリエの挿絵を担当するイラストレーター・まりねに、深々と頭を下げるセレジアたち。
一通りの説明を受けても、まりねの頭の中は混乱していた。

13・コイツ呼ばわりされたことで、セレジアと松原の口論が始まる。
設定云々に文句をつけるセレジアだったが、松原も徹底的に抗戦するその様子をみて、メテオラは親子の様だと揶揄した。
もちろん、二人は真っ向から否定した。

14・メテオラは淡々と話を進める。
まりねはなぜ自分がこの場に呼ばれたか、その真意を掴みかねていた。
創造主が被造物に対してどこまで影響を及ぼせるか、結果如何では元の世界への帰還も視野に入る――。
かくして実験が始まった。

15・追加設定として、セレジアに炎の詠唱能力を付与するためまず松原がテキストを起こす。
しかしセレジアの詠唱は室内に響くだけで炎は発動しない。
情報量の欠如か、メテオラはその情報量を増大させるため、まりねにイラストの描き起こしを依頼した。
テキストのシーンに前後が無いと描きにくい、とのことで松原がさらにテキストを起こすことになった。

16・テキストが仕上がるまでの間、セレジアたちはリビングで完成を待つことにした。
まりねはおもむろにセレジアの服を見せて欲しいと頼み込んだ。
食い入るようにその造形を見つめる彼女にセレジアは、これも自分でデザインしたのではと問いかける。

17・気分が乗ってくると勝手に筆が走る――。
まりねは楽しそうにその体験を話す。
メテオラはそれを、意識下で膨大な計算をしている、と推測した。

18・戦いに明け暮れることになったのは大体松原のせい、と呆れ気味に呟くセレジアに、まりねは精いっぱいこの作品の良さを伝えようとする。
しかしそれは結果的に彼女へネタバレを働くことになってしまった。
颯太は彼女がアニメから現界したため、原作の内容はまだ知らないのだと悟る。

19・無邪気に原作を勧めるまりねだが、セレジアはそれを断った。
遊び半分で運命をのぞき見してはならない。
なんでこんなことになったのか――。
そんなセレジアの言葉にメテオラは、初めからそうだった、因果関係が前後している、と突っ込むのだった。

20・テキストが完成し、まりねがイラストを起こす。
その流暢な筆の運びに、セレジアたち3人は感心する。
中でも、颯太はその様子を集中して見つめていた。
あっという間に下絵が完成し、彼女は着色の工程へと移った。

21・辺りは夕暮れになり、颯太はくつろぐ二人にコーヒーを差し出す。
元居た世界よりもこの世界は匂いをよく感じる、とセレジアは言った。

22・セレジアは、絵を描くことを止めた颯太の心中を察していた。
彼を励ますように、作中で同じように投げかけられた言葉を伝える。
その気遣いに、颯太もそのシーンは好きだ、と返答した。

23・まりね渾身の一作が出来上がった。
あまりの出来栄えに、一同は感服する。
情報量がさらに付与された、もし情報量が問題ならこれではっきりする。
メテオラの後押しもあって、セレジアは一息ついた後呪文を詠唱した。

24・実験はうまくいかず項垂れる一同。
まりねは余計な事をしたかと不安がるが、セレジアは松原の制作意欲に問題があると言い出す。
作者である松原も、その言葉を聞き流すことが出来ず二人は口論になった。

25・傍でその様子を見ていたメテオラは、被造物が口論できるほどに、松原の創作物への作りこみが深いことに、甚く感服していた。
メテオラ自身も、創造主が熱意をもって世界を構築していることを願ってやまない。

26・今回の実験において、改変の失敗は情報量の不足が原因ではなかった。
メテオラの結論に、颯太がある仮説を唱えた。
印象かも――。
現界した被造物が視聴者の印象により強く残ったキャラクターだとすれば、改変も彼らに認識されなければ叶わないのでは。

27・まりねは閃いたように一枚の名刺を取り出す。
それはメテオラのいた世界を創造した制作会社・タイタンデジタルソフトの社員の名刺だった。
過去に一度、まりねはこの会社から絵の仕事を引き受けたことがあったという。

28・メテオラの望みが、ここにきて叶うこととなった。
早速明日、その会社へ訪れることにした彼女たち。
メテオラたちは今夜はまりねの世話になることにした。

29・颯太の元を離れることになるが、セレジアたちは颯太との出会いを縁と呼んだ。
何事にも、意味がある。
メテオラの言葉を反芻しながら、颯太は再びPCの前で筆を持つ。

30・軍服の姫君はセツナと言う人物に向けて、虚空に語り掛ける。
颯太のことは知りつつも、彼もまたセツナを現世から放逐したものの一人だと呟く。
そして、自分はセツナの盟友だと告げた。


【レクリエイターズ】第1話 あらすじ・感想|セレジアさん登場

アニメ『レクリエイターズ』第1話です。

アニメ『レクリエイターズ』第1話|あらすじ・感想

1・世界は物語で溢れている――。
街のそこかしこに貼られたポスター、モニターに映し出されるキャラクター達。

2・この世界にはそれらを創り上げた人々が存在する。
その一人である少女は、電車のホームから命を投げ出した――。

3・物語の主人公は紛れもなく彼女だと、少年・水篠颯太は振り返る。
帰宅した彼はPCに向かいドローソフトを立ち上げる。
しかし手に持つ筆は虚空を彷徨うだけで一行に作業が進まなかった。

4・ため息をつきながらタブレットを手に取り、アニメ【精霊機想曲フォーゲルシュバリエ】の今週分を再生する颯太。
突然再生中にタブレットにノイズが走り、奇怪な現象に見舞われる。
何を求めている?
いくつかの国の言語が画面上を走り、驚いて手放した瞬間、景色が変わった。

5・困惑する颯太の周りで、ひときわ激しい衝撃が走る。
気が付くとそこはアニメの世界そのものだった。
アニメの中の機兵と、作中には見られない軍服の少女が戦闘を繰り広げている。

6・タブレットの中のアニメの内容が今まさに目の前で展開されている。
困惑する颯太もまた諍いの巻き添えを喰らっていた。
彼の叫びに、アニメのヒロイン・セレジア=ユピティリアは反応し、とっさに彼をかばった。

7・セレジアに抱えられる颯太を認め、軍服の少女はハッとする。
そして次の攻撃を加えた瞬間、彼らは光の粒となって掻き消えてしまった。

8・元の世界にセレジアを巻き添えて帰還したものの、彼女は状況を把握しきれずにいた。
颯太に刃を突きつけて、尋問するセレジア。
颯太は彼女がアニメのキャラクターであることを説明する。

9・颯太の話に要領を得ないセレジアだったが、彼の差し出す週刊誌や原作小説の一節を聴かされる。
その場に崩れ落ちるセレジアに、颯太は熱のこもった言葉を投げかけた。
彼女は混乱し理解が追いつかなかったが、颯太の言葉を遮り落ち着くよう促した。

10・窓の外から閃光と衝撃が生まれ、軍服の少女が顕現した。
セレジアは彼女を元居た世界の敵対勢力とみなしていたが、彼女はそれを否定する。
そして、セレジアをこの世界に連れて来たのも、自分だと告げた。

11・ようこそ、享楽の神々の恐るべき世界へ――。
軍服の少女はセレジアに対し、自分に与するよう促した。
しかし、彼女は本能的に拒絶する。
その微笑みをする人間で、信頼できる者を見たことが無かったからだ。

12・セレジアは彼女に、刃を向けた。
彼女もまた、光の環とともに無数の剣を召喚する。
生身の戦闘では後れを取ってしまう。
セレジアはひとまずその場から撤退するため、颯太の手を取った。

13・空を飛び住宅街を抜けた二人だが、慣れない飛行に暴れる颯太のおかげで車の上に落下してしまった。
突拍子もない出来事に唖然とする運転手から、車を強奪するセレジア。
走り去るエンジン音よりも激しく、颯太は車の持ち主に謝罪をしていた。

14・フォーゲルシュバリエよりも操作はシンプルだと言うセレジアは車をぐんぐん加速させてゆく。
周りの走行車の間を縫うように運転してゆく彼女は、思いついたように呟いた。
これが武器ね――!
次の瞬間、虚しくフロントガラスのワイパーが作動した。

15・颯太の促すまま、高速道路に進路をとった二人。
一息つく颯太に、セレジアは首に切創を作ったことを詫びた。
彼もまた、先ほど助けてくれた礼をセレジアに述べる。

16・突如現れた軍服の少女――。
彼女について聞きたいことがある。
セレジアの言葉に、慌てて彼女の仲間ではないことを主張する颯太。
セレジアはそんな事よりも、彼女が颯太を知っている風だったことが引っかかっていた。

17・逡巡する颯太だったが、次の瞬間車のスピードが跳ね上がる。
空からは無数の剣が降り注いでいた。
それらを躱した先に、彼女は待ち構えていた。

18・彼女に衝突した瞬間、車体は大きな音を立てて転覆した。
衝突の寸前、セレジアは颯太を抱えて車内から脱出していた。

19・武器を振りかざすものの、軍服の少女はあくまでも交渉を望んでいた。
それは彼女なりのポリシーなのだろう。
しかしセレジアの頑なな態度に、彼女は戦闘態勢に入った。

20・街では騒ぎを聞きつけて住民の通報が相次いでいた。
それを知らずに、セレジアと軍服の少女は派手に戦闘を繰り広げる。

21・彼女の猛攻を躱し、鍔を競り合うセレジア。
ここは何? あなたは誰――!?
セレジアの問いに、軍服の少女は神の国だと答えた。

22・胡乱な創造主のひしめき合う、おぞましい別天地――。
彼女はこの世界をそう揶揄する。
いずれ自分の言葉の意義も解る、そうして彼女は言葉をつづける。
神々の地に制裁を。

23・競り合う二人の周りで爆音が響き渡る。
軍服の少女が見据えた先には、メテオラと呼ばれた女性が虚空に佇んでいた。
メテオラは無言でミサイルを放った。
軍服の少女はそれを事も無げに受け流した。

24・結局、彼女の真意をつかむことなく、軍服の少女は身を引いた。
メテオラも本をぱたんと閉じ、砲台を収めた。
その場を去ろうとする彼女に、セレジアは問いかける。

25・セレジアの問いかけに、メテオラは静かにうなずいた。
そして言葉を交わすことも無く、彼女は去ってゆく。

26・取り残されたセレジアは、はっとして地面を見渡す。
そこには颯太の姿があった。
ジェスチャーで言葉を交わし、セレジアもまた空の彼方へと飛び去って行った。

27・一連の出来事はSNSやメディアでも大きく取り上げられた。
そしていつものように過去の出来事として風化してゆく――。
颯太も、そう考えていた。

28・しかし、ある日――。
颯太が部屋に戻ると、窓を突き破り家宅侵入したセレジアとメテオラの姿があった。

参考サイト

Re:CREATORS(レクリエイターズ)

Re:CREATORS – ウィキペディア


【レクリエイターズ】第2話 あらすじ・感想|マジカルスレイヤー可愛い

アニメ『レクリエイターズ』第2話です。

アニメ『レクリエイターズ』第2話|あらすじ・感想

1・コンビニから調達した菓子を広げ、突きつつメテオラはセレジアとの共通点を告げた。
個人的なレベルまでに、自分たちを描いた記述・物語がこの世界には存在している。

2・徐にメテオラは立ち上がり、改めて颯太に自分の身分を名乗った。
颯太は即座に、彼女の登場作品を思い出す。
彼女は颯太もまたプレイヤーの一人だったと悟り、微笑んだ。

3・しかしながら、彼女自身プレイヤーの娯楽に寄与しているつもりも、その自覚すらなかったと言う。
真顔で淡々とそう告げる彼女に、颯太はついつい謝ってしまった。
元々人の機微に疎い、と頭を下げる彼女。

4・颯太は本物のメテオラが目の前にいることに感服していた。
セレジアも、彼女のおかげで颯太の世界について知ることが出来たと言った。
二人の言葉を受けて、セレジアは魔導書を広げて、それをこの世界に持ち越せたことは僥倖だった、と思い返す。

5・本をぱたんと閉じて、メテオラは言葉をつづけた。
颯太を最初の拠点と位置づけ、探索を開始する――。
思わぬ発言に、颯太は動揺する。

6・セレジアは、自分のことをよく知っているなら知り合いという事で構わない、と言う。
メテオラも、情報は双方向であるべきと付け足す。
尻込む颯太に、メテオラは交換条件まで持ち掛けた。

7・宿題やお使いを手伝うという条件は断られた。
しかし、協力はバーターでなければ、というメテオラの食い下がりに、颯太は部屋の惨状をどうにかして欲しいと頼み込む。
メテオラは復元魔法を施すことで様子を見て欲しいと伝えた。

8・復元魔法の効果が現れるまでの間、3人はファストフード店で時間をつぶすことにした。
独立した世界同士が共鳴し合い、この世界の誰かの思考として発露し、創作物として生まれた――。
メテオラはまずそう考えていたようだが、疑問もあるようだ。

9・注文がテーブルに届くや否や、彼女はバーガーにかぶりつく。
さすがのセレジアも、そんな彼女に呆れていた。
メテオラはこの世界の味覚は元居た世界よりも重層だと言った。
味覚にとどまらず、すべてにおいて元居た世界よりも重層的なのは、ひとえにこの世界の情報量の多さだと彼女は結論付けた。

10・この世界の娯楽として生み出され、思うがままにされるのが自分たちの世界だと知ると、セレジアは不快感を露わにする。
そんな彼女に、それは自分の存在が生まれた経緯についての個人的な不快感だと、メテオラは言う。
そして、先日姿を現した、軍服の少女もまた同じだと。

11・メテオラがこの世界に現れた時、セレジアの時と同じように彼女は現れた。
彼女は自分たちが創作物だと悟った際の不快感を持ち出し、創造主へと影響力を行使し自分たちの世界を改変させようと提案してきたのだった。

12・本来であれば自分たちの世界からはこの世界を認識することもできない。
そのはずなのに、軍服の少女はこの現実世界へと現れた。
そして、数々の物語世界とこの現実世界を衝突させることに成功した――。

13・繋げたではなく衝突させた――?
颯太の疑問に、メテオラは言葉の綾ではないと付け加える。
そして、その言葉が意味するところもメテオラは計りかねていた。

14・彼女は何か別の所に他の意図を隠し持っている。
そんな輩と手を組まない、セレジアの判断は賢明だったとメテオラは言う。
セレジアはと言うと、その判断すら、創造主の仕組んだことかもしれないと皮肉って見せた。
メテオラは逆に、その仮説を否定するどころか、その可能性が高いと呟く。

15・結局、あの軍服の少女は何者なのか。
せめて名前だけでも判れば対処のしようがあるのだが…。
色々な物語に触れた颯太ですら、彼女の正体を掴みあぐねていた。

16・彼女の本当の目的を知ることで、それぞれの世界に戻る手掛かりを掴めるかもしれない。
そう言ったメテオラは、少し間をおいて続ける。
その前に、私にはどうしても叶えたい目的がある――。

17・颯太の部屋に戻った3人は、メテオラの目的を叶えるために行動していた。
颯太がブラウザで、メテオラの創造主を検索する。
それを見てセレジアはその便利さに感心していた。

18・負けじと、メテオラは自分の魔導書の便利さを説いて見せるが復元魔法が働かなかったことを指摘され押し黙ってしまう。
結果、彼女は部屋の掃除をせっせとこなしていたのだった。

19・メテオラが元居た世界の物語・追憶のアヴァルケンの制作会社は特定できたものの、どうやって制作者との目通りを果たすのか――。
相手は一企業、会うにしてもそれなりの理由がいると窘める颯太に、セレジアは人情が無いと深いため息をついた。
セレジアも、自分の創造主を探せるか興味本位で聞いてはみたものの、いざネット上に自分の情報が晒されていることに不快感を感じている。

20・メテオラは彼の部屋の本棚を見て、颯太にゲームやアニメは好きかと尋ねる。
セレジアは以前そう言っていたと、本棚を眺めて呟いた。
そして、1冊のファイルに目を落とす。

21・その中身は彼が描いた制作物だった。
慌ててセレジアからファイルを取り上げる颯太。
メテオラはその様子から、颯太も何かの物語の創造主かと伺う。

22・最近は描いていなくて――と渋る彼に、メテオラは得た技量は手を止めると倍の速度で寂れて行くと告げた。
淡々と言葉を口走る彼女だが、颯太を励ましている用だった。
そして、彼女の頭にはある方法が閃いていた。
メテオラはそっと、手に持った文庫本を閉じた。

23・【精霊機幻想フォーゲルシュバリエ】の原作者・松原崇は編集からの電話に応じていた。
次の制作の構成に頭を悩ませていたところに、1通のメールが届く。
その中身は、3人が送り付けたセレジアの画像だった。

24・メールの通り、サンシャイン60にてそれぞれ複雑な思いで松原を待つ3人。
メテオラの予想通り彼は現れた。
セレジアは笑顔で松原に近づく。
ただのコスプレイヤーだと思い上機嫌な松原に、セレジアは真顔で答えた。
彼の鼻の先に、刃を突きつけて。

25・彼らのほかにも、物語世界の住人は押しかけていた。
彼女は子供たちの視線を集めてしまい、正体までバレていることに苦笑する。
彼女は【マジカルスレイヤー・まみか】の主人公・煌樹まみか。
まみかはセレジアたちを見つけると、彼女たちの元へ詰め寄った。

26・横文字が苦手なのか、ことごとくセレジアとメテオラの名前を間違えるまみか。
彼女は軍服の姫君からこの世界とそれぞれの物語世界の関係性や自分たちの世界の改変について話を聞いていた。
まみかはセレジアたちに協力を迫るが、きっぱりと断られてしまう。

27・交渉が決裂すると、まみかはマジカルスレイヤーに変身した。
周りのギャラリーの黄色い声援を気にも留めず、セレジアとまみかは高層階の窓から飛び出した。

28・2人の空中戦は外を歩く市民にも目撃されてしまう。
セレジアは防戦一方、まみかはステッキからハートの弾丸を飛ばし、辺りを惨状へと変えていく。
メテオラは被害を最小限に食い止めるため、魔法で落下物を食い止めていた。
一方、取り残された松原はあまりにも突飛な出来事に混乱していた。

29・間の抜けた発射音にそぐわず、まみかの攻撃は破壊力が絶大だ。
松原も、フォーゲルシュバリエが無ければセレジアに分が無いと呟く。
予想通り、セレジアはまみかの必殺技【マジカル・スプラッシュ・フレアー】を喰らい、地面に叩きつけられた。

30・自分の攻撃で街が破壊され、セレジアが流血していたことに困惑するまみか。
戸惑いながらも、セレジアに停戦と同意を求めるが彼女はそれを突っぱねた。
正義を力で為すのなら、最後まで力で押しなさい――。

31・怖気づきそうになりながらも、まみかはセレジアに手を差し伸べる。
しかし彼女が返したのはわき腹への一閃だった。
戦い、と言うものの捉え方の違いで意見が割れる二人。
まみかはふたたびステッキを振りかざした。

32・颯太とメテオラは固唾を飲んでそれを見守る。
砂煙から現れたのは、不敵な笑みを浮かべる青年だった。
彼に守られたセレジアは無事だった。

33・好戦的な態度でまみかを威嚇する彼は【閉鎖区underground-dark night-】に出てくる主人公のライバル――。
弥勒寺優夜。
颯太はやや緊迫した口調で松原に説明した。